私はうそと本当の判断がよくつかなくてすぐ騙されたりするし(あの人にも嘘をつかれていた)
人の言葉に惑わされてしまって 大切な人ほど疑ってしまうようなところがあるんだけど、
それは赤ん坊の頃の心の傷によるものだと知ってびっくりした。
セラピーのノートをつけてみてもまだ気持ちの整理はつかないし、
感情を感じ切って手放すというプロセスをふまなきゃならないのは頭ではわかっていても、
向き合うのが怖いのかもしれない。自分の気持ちを考えるとボーっとしちゃう。

でもどこいってもあなたは軽いから大丈夫だよって言われるので、それはよかったなと思う。

いただいた図書券川端康成を三冊買った。
あの人にほぼ全部の本をあげてしまったので、わたしはもう殆ど本を持っていない。
でも川端は好きなのでちゃんと揃えようと思う。
川端康成の目はあの人のと似てる。穴みたいに待ってる目で 

最近は小林秀雄をぽつぽつ読んでいる。
人懐っこくて強い感じがするから、こころもとない私はそれで少し元気を得る。

吉行淳之介の「夕暮れまで」はあの人のことを思い出してしまうから途中でやめた。
小説の中の美しい売女にあの人はよく似ていた、そしてそれをおかす男にも。