オーストラリア人の友人が出来て、その人がバイト先に遊びにきたので帰りにお酒をのんだ。
学校で留学生と話すことはあっても、ろくに英語が話せない・概ねなんか気が強いので仲良くはならないのだけど、
この人はなぜか私を気に入ったみたいで、私の描いたオオカミを自分の腕にいっぱい入った刺青コレクションにしてくれたりした。
へヴィメタやろうだと聞いてたから結構暗くて怖い人なのかと思ってたら、文学の好きな優しい人だったし、真冬の日のふと明るくてあたたかい時みたいな音楽がやりたいんだと話していたから、あまりはげしい音楽でもないのかもしれない。
太宰治が好きで日本に来たみたいで、青森にも行ったし、銀座にあるゆかりのバーにも行ったし、日本のルーツを知るために苦労しながら源氏物語も読んだのだという。太宰のハンカチを持っていた。
何だかいろいろ好奇心旺盛な人だった。「I would be 〜 if I could」「If I could 〜 I would be」を教えてもらった。I would be glad if I could talk with you once in a while.
私の英語は中学生かそれよりも拙いので辞書を引いたりグーグル翻訳をしたりしながら話したけれども、言葉が通じなくても友達になれる人とはなれるものなのだなという驚きがあった。それぐらい話しやすかったしあまり気まずくならなかった。